エビチリ騒動


たわいなく、痛々しい話。

一対一の人間関係なら、なんとか希望は見えても、他人の目を意識するとおかしくなってしまう。

自分の人生の主役を生きるなんて、まだまだ遠い道のりということです。

コミュニケーションの問題として考えてみると、清海は大好きな喜代美が困らないように気を遣っているけど、喜代美は憐れみから親切にされている、見下されていると受け止めてしまう。

清海は自分の行動が正しいと信じているから、喜代美は喜んでくれるはずと勝手に思い込んでいて言葉が足りない。

大学で友達ができたことを喜代美に喜んで欲しい、面倒な料理を手伝うことで喜代美に感謝されたい。

一言、前もって喜代美に声をかければ、感情の行き違いは大きくならずにすむのに。


この作品、どーでもいいことには饒舌だけど、肝心なときに一言足りない人が多いですねえ…。


それと、晩御飯に食べるならエビチリは食べる直前に炒める方がいいのではないかな?

あんなに明るいうちに、まだ清海が帰ってくる前に炒めようとするのは、早すぎ。

これは、料理の段取りが悪いから時間の配分ができていないということでOK?

清海も手伝うんだったら友達が帰ってからにしないと、一緒に食べるのでないのに失礼でしょう。

二人の家事スキルの低さに、やはりここは笑いどころですか?