第6週 蛙の子は帰る 第31回
第6、7週と井上剛ディレクター担当の珠玉の二週間。
リアルタイムで見ていたときは、11月でここまで盛り上がってしまって、後の4ヶ月をどうするんだろうと思いましたよ。
磯七さんが店の鏡に徒然亭の弟子たちの名前を書くところで、ようやく私は彼(松尾貴史さん)が左利きだと気がついた。
そう思って「寝床」のシーンを見直してみると、左手で箸を持っている。
だったら、普通は空いている店のカウンターではあの並び方で座らないですよね。
隣の人とひじがぶつかっちゃう。
あれは、台詞の順番の上で意味のある並びだったのかな…?
草々と草若師匠のやり取りのあと、草々が
「俺にとって、落語は草若師匠なんや」と泣くところ。
草々はきっかけはともかく自分で師匠に出会い、選んだということが、実の親子よりも強い思いがこもるのだろうか。
小草若がこの頃、まだ草若に正面から向き合えないというのは、実の親子であるゆえに、自分で落語を選んだ、師匠を選んだという自覚がないから。
う〜ん、画面に出ていなくても小草若ちゃんが気になってしまう。