第1週 笑う門には福井来る 第3回

友春、竹谷さん登場。


誰やねんこいつ、な登場の仕方の友春くん。
口が悪くて愛想ないけど、かわいいな。

喜代美が清海に、友春を体操服入れでどついたことを、ちゃんと謝っていた。
そういう喜代美にはよしよししたくなる。
清海が「失礼なこと言うたんちがう?……でも、…やさしいとこあるんよ」と言うのを聞くと、いい兄妹だなぁとしみじみ思う。

喜代美のナレーションで「エーコはわたしの欲しいものみんな持ってる」とあったので、友春みたいなアホボンな兄ちゃんでええの?と突っ込みたかったけど、アホなくらい妹思いの兄と悟っていたのですね。


その後、「エーコになりたい」という語りがあって、遠足のそば弁当事件に続く。
喜代美の「エーコになりたい」は、かわいい服を着て、勉強もピアノも出来るようになりたいのではなくて、人気者になりたいという意味。
身の程知らずに愛情に貪欲なヤツだ。
だから、豪華な弁当を作ってもらって、友達の気を引く算段がセコくて、苦笑します。

ただね、そのズルい小さな人間の気持ちは分かりますよ…。
相手と同じ土俵でかなうわけないから、最初から勝負しない、ということは。


この遠足で例の化石と光る石が出てきたのを見ると、なんだかそれだけで胸が詰まります。
二人の関係を象徴するだけでなく、周りの人々の心情をあらわすキーアイテムにもなる意味を持つ、なんてね。
ここから終盤の「はてなの茶碗」まで、ひたすらに物語が転がっていくのでした。