茶色い弁当
学校で昼休みに喜代美が弁当の蓋を取ると、田舎おかず(煮しめ等)満載の茶色い弁当。
毎日おかずが違うだけいいやん、と順ちゃんに慰められる(順ちゃんはきっと店の焼き鯖の残りもの)が、喜代美は清海の弁当に目が行ってしまう。
色とりどりのおかずにタコウインナーまで入っていた。
このネタでも、私は自分の高校時代を思い出します。
私も基本は茶色い弁当でしたが、一度、一面のかやくご飯に奈良漬け二切れ、というのがありました。
あれは驚いたのと同時に脱力しましたよ。
今ならば分かるんです。
おかあちゃん、余程しんどかったんやろなって。
ただ、自分が弁当を作る立場になると、あの時の落胆がトラウマになって、必要以上に気負っているのが少々面倒です。
タコウインナーはある級友の弁当に本当に入っていまして、妄想でなくうさぎリンゴも入ってました。
だからといって、うらやましい訳でなく、幼稚園みたいでちょっと気持ち悪いなと私は思っていましたが。
後に熊さんが茶色い弁当にええこと言うてましたが、だったらへしこ丁稚羊羹は何なのよw!
へしことは魚の糠漬けだそうで、まだ私は食したことはありませんが、それ程インパクトのあるものなら、一度食べてみたいものです。