清海の部屋


勢いこんで家出したものの、行き当たりばったりな喜代美は、結局、清海の世話になった。


清海の嬉しそうなこと!

吊り橋効果で二人は絆を強めていく、と思いきや、清海の大学の友人登場で何やら暗雲が立ち込めた様子の喜代美に、私は苦笑してしまいました。


本当に、喜代美はかまってちゃんで愛情を独占したい子なんだなあ。

清海と上手くいっているように喜代美が思っていたのも、清海の好意を、小浜時代と違って、独り占めできたのが満足だったからなのでは、と私は感じるのでした。