あわれの田中


この回しか登場しなかったけど、あまりに強烈なキャラ。


大阪一の取り立て屋、あわれの田中を、喜代美はあわれ合戦に勝って 追い返した。


エビの背わたを自分がとったのに、他人に炒められたのが、喜代美のあわれの極みだったようだが、いいかっこしようとして自滅しただけと 今でも私は思いますがどうだろう。

いいところ見せて他人から賞賛される人生が活き活きしたものと思い込んだ喜代美だから、お母ちゃんみたいになりとうない、と言ってしまったのでしょうね。

誰からも褒められなくてもお母ちゃんは活き活きしてるやん、と喜代美以外の人は分かっていると思いますが。


喜代美が「あわれのチャンピオン」になって呆然としているとき、草若師匠は愉快そうに微笑んだ。

そのすぐ後に、草々の何か考えるような顔のショットが入る。


このドラマはこういう大事な場面はナレーションも台詞なしで、画面だけで見せるから、集中して視聴しなければならぬ。

ここを見落とすと、その後の草々の、喜代美を引き止める行動が(喜代美が戸惑うのと同様に)わからなくなる。