第3週 エビチリも積もれば山となる 第18回

喜代美、草若邸寄宿開始。


お前がおったら師匠が活き活きする、という草々の言葉。

あんたが変われると思たからや、活き活きできるんやないか?という糸子の言葉。


喜代美自身がここに住みたいと自覚しなくても、周囲を巻き込んで動かしている。

三年間閉じていた師匠の心が開き始めたのに草々は気がついた。

喜代美の様子が人の心を動かしているのを見た糸子は、喜代美の居場所がここにあるかもしれないと賭けてみた。


下宿することが決まり、翌朝。

糸子は前日の服のまま。

それから、一晩、家に連絡してなかったと、慌てて電話してる〜!

喜代美は着替えていて、清海のマンションに置いていた荷物も揃っている。

あの荷物を取りに行ったとき、喜代美と清海はどんな会話を交わしたのだろう。

清海はどれだけ寂しく思っただろう。


その晩、糸子は小浜に帰った。

大阪駅で喜代美は改札の外から、糸子の姿が見えなくなるまで見送った。


特急列車の車窓にもたれて、涙を流す糸子。

ここで私が泣いてしまうとは、自分でもびっくり。

いつの間にか、子離れしようと葛藤している母の気持ちに共感するような年頃に私もなっているんだなあ。

娘の前ではいつもたくましい太陽のような母でいるけど、一人になると、そっと 涙を流す。

母は母なりの一生懸命な思いがあって、でも、それを一人で飲み込んでいる。

私は子供の前で平気で泣くしね、とてもあんな風に強く振る舞いつつ一人で泣けない。


次週の予告。


いよいよ小草若ちゃんの登場。

私の書く内容、テンションはかなり変わると思います(笑)