高座終了


喜代美の失敗を草々が上手くフォローして、辻占茶屋は終了。

隣室でこっそり聞いていた草若は満足そうな様子で立ち去る。


師匠の親心がたまらない場面です。

「適当に三味線ひいて、適当にしゃべって」と稽古を焦る草々に師匠は言っていましたが、結果的にそうなったことが面白いと私は思いました。

失敗しても間違えても最後までやり通した二人に、師匠は彼らの成長を感じていたんだろう。


高座の後の草々のストレートな感謝の表現と、喜代美自身の高揚感から、特別な感情が芽生えるのは当然?