第4週 小さな鯉のメロディ 第21回

辻占茶屋。糸子からの電話。



ちりとてちんメモリアルブック」を読みました。


熱気に溢れているけれど、暴走しすぎることのない、よい本だと思います。

Q&Aコーナーで本編の内容に関わるものがなくて、安心しました。

インタビューで出演者が役について語るのは、それぞれの解釈だから構わないのですが、本編に出てこない場面や設定がステラ増刊のムックに載ってしまうと、公式回答に感じられるので、妄想族にはツライ。


名場面の写真は、草々、柳眉、尊建の縁側での3ショットがあるのが嬉しかった。

それから、小草若ちゃんの底抜けポーズで左手を前方に差し出した写真と、師匠が右手を前に差し出している高座の写真が、左右のページのほぼ対称の位置にあり、やはり親子は似てると、私一人で納得したり。


各週のあらすじは、資料として充分なものと思います。

私とはとらえ方が違うところは色々ありますが、私は自分が小草若フィルターがかかっているので、仕方ないことと思います。


他に印象に残った記事は、メインディレクター3人のインタビュー。

特に井上剛ディレクターの「ライブで撮る」という言葉には、納得しました。

現場の感覚を大事にして撮ることから、さらに別アングルの映像や気づかないで収録した思いがけない音声を編集でさらに膨らませて、内容を豊かにするのは映像作品の醍醐味だと思いました。


ちりとてちん」は舞台を観ているような気になると私は思っていましたが、上手に制作された劇場中継だったのですね。

(下手な劇場中継は視聴者の見たい部分がさっぱり映らずイライラさせられる。)