辻占茶屋


喜代美と草々は天狗座に柳眉を聴きに行った。

柳眉がかけた噺は「辻占茶屋」


柳眉さん、本当にかっこええわ。

しゅっとしてて、きれいで、端正。


演じる桂よね吉さんは、今年度のNHK大阪「ぐるっと関西おひるまえ」のレギュラーです。

いつもはほわほわしたお兄ちゃんだけど、本職の話や実演になると男前が三割増し。

よね吉さんが落語の話をする日にスタジオ観覧へ行きたいな。


尊建と草々が天狗座のロビーで遭遇。


ここで「鼻毛」呼びが出てきてたのか。


帰宅途中、磯七さんに捕まり、草々は散髪屋組合での高座を依頼された。

しかし、草々は断って立ち去ったのを受けて、磯七が三年前の師匠が穴を開けた一門会での草々自身の失敗について語った。

草若の代わりに高座に上がった草々が、まだ稽古途中の「辻占茶屋」をかけて大失敗したということ。


師匠から上演許可のない噺をかけるのは、本来ありえないことなんでしょうね。

ただ、師匠の無断休演という非常事態で動転していたことは想像できます。


草々自らのネガティブな感情で高座に上がれなくなっていて、師匠が復帰できれば自分もまた高座に上がる勇気が出るという気持ちがあったのでは、と私は想像します。