小草若と草々


小草若は「寝床」で喜代美が小浜へ帰っていることを知る。

何か閃いたかのように小草若が口笛を吹くと、聞きつけた草々が「夜に口笛を吹くと泥棒が入る」と小草若につかみかかった。


また、じゃれあっとると、熊五郎夫妻の他は皆、平然としていて止めもしないのが、二人の付き合いの過程を表していて、いい感じです。

小草若ちゃんが草々に「日雇いのバイト行ってるらしいな」と言っていたけれど、色々悪態をつきながらも心配してるんだなあ。

この頃は、人が言われたくないことをずけずけ口にするいやな奴、といったキャラの小草若ちゃんだけど、全編通してから今見直していると、口汚く草々や師匠を罵っていても、おせっかいな、人の好すぎる奴に見えて困るんです。