高座終了
喜代美の失敗を草々が上手くフォローして、辻占茶屋は終了。
隣室でこっそり聞いていた草若は満足そうな様子で立ち去る。
師匠の親心がたまらない場面です。
「適当に三味線ひいて、適当にしゃべって」と稽古を焦る草々に師匠は言っていましたが、結果的にそうなったことが面白いと私は思いました。
失敗しても間違えても最後までやり通した二人に、師匠は彼らの成長を感じていたんだろう。
高座の後の草々のストレートな感謝の表現と、喜代美自身の高揚感から、特別な感情が芽生えるのは当然?
第4週 小さな鯉のメロディ 第24回
高座終了。辻占によると…。
もうDVDはbox3まで出たのに、私はやっとbox1のdisc2を見終わったところです。
月一枚のこのペースでいくと、完走するのに来年の6月までかかってしまう…。
どんどん先に進みたい気もするのですが、見終わってしまうのももったいなくてね。
ただ、DVDが揃ったことで、ようやくHDDの整理ができます。
早く取りかからないといけないんですよ。
十五分番組の録画を繰り返したせいか、この春にレコーダーの電源がいかれて、修理したという悲しい事件がありましたからね。
長持ちさせるにはHDDを定期的に初期化するようにと、サービスの人に言われました。
うちのHDDの中身のリストは「ちりとてちん」の文字だらけで、修理の時にしっかり見られてしまいましたわ。
別に後ろめたいモノを入れてたわけではないのに、この恥ずかしさは何なんだろう。
辻占茶屋、稽古→本番
草々、喜代美のそれぞれの不安、気後れを見せながら、話は進んでいきます。
前回、草々は師匠に稽古を見てもらえなかったけど、
(落語なんてそんな大層なもんとちゃうで、by師匠)
あれから、改めてみてもらったのかな。
喜代美は三味線の稽古中に、師匠から大事な言葉をもらった。
「不器用でいい。不器用なもんほど、よう稽古する。そして、誰よりも上手うなる」
人を見て、その人に合ったことを言う、師匠って、コミュニケーションの達人ですわ。
第4週 小さな鯉のメロディ 第23回
辻占茶屋、稽古→本番。
ちりとてちん外伝「まいご3兄弟」を見終わって、…ネタバレはなしね。
見てよかった。
幸せでした。
あんな小草若ちゃんが大好きだ!
本当に、ありえないくらいアホで可愛いです。
この後の本編では、あーなってこーなっていくものだから、でも、この外伝のような日もあったかなと思うと心が安らぎます。
この作品がメイキングとともに総集編のDVDに収録されるそうですが、メイキングはテレビ放送なしでしょうか?
でも、「まいご」本編で見た小草若ちゃんで満腹で、メイキングまで見たいという気力が今はないのです。
小草若≠茂山宗彦というのを今回特に強く感じたものでして。
小草若は茂山宗彦の引き出しの中身からできているっていうのは承知してるけど、なんかもう、茂山さんの身体を借りて小草若ちゃんが生きていた。
芝居が上手いと知ったかぶりをして評するなんて馬鹿馬鹿しいくらい、心を動かされました。
小草若は「ちりとてちん」の中でのみ存在していて、他のどこにもいないんだよ、と今更ながらイタい人になって溜め息をつく私。
草々、辻占茶屋に再挑戦
喜代美がとうとう、他人を説得してしまった。
自分で気がつかないうちに、何かが変わりつつある、てこういうことなんでしょう。
喜代美と草々の様子を見守る師匠も、少しずつ心を動かされ、草々に優しく諭す。
「お前は高座に戻りとうてしゃあないんやろ」
と言って、草々の頭を両手で軽く挟む。
この辺りの渡瀬恒彦さんの言い回しや動きで、ほろっときてしまいます。
もう、特に渡瀬さんの大阪弁の口調が好きで、たまらん。
男の大阪弁にこんなにゾクゾクするとは思わなかった…。
演出で目を引いたのは、川辺で草々を見ていた喜代美を撮っていたカメラワーク。
対岸の草々の姿が消え、川に飛び込んだかもと不安になる喜代美。
驚きと動揺を表す喜代美の顔がアップになるとき、背景が揺れていて、まるで船上にいるような不安定感を見せる。
これ、カメラ本体を後ろに引きながら、ズームアップしていく、ていう撮り方かな?
こんなんやってる朝ドラって、なかなかないでしょう。
というか、最初に見たとき気付かなかったし、私も。
第4週 小さな鯉のメロディ 第22回
草々、辻占茶屋に再挑戦を決意。
この回は小草若出番なしなので、何を書こうかな?
火曜日のぐる関、せっかく未生流笹岡次期家元との競演で楽しみにしていたのに、録画予約忘れてがっかりでした。
今日は大丈夫、見ましたよ!
オープニング、茂山宗彦氏が挙動不審だったので、何?と思ったら、
「ごめん、口の中、飴入ってます」
何ですと?
ウソやろ〜、と思ったら、添田さんが、
「急に出てきたから…」
とか言ったのでホントだったのか?
やっぱりユルい番組やねぇ。
明日のちりとてちん外伝「まいご3兄弟」の紹介は、長めの予告映像がありました。(3分版?)
紹介してくれたエピソードは、記者会見を欠席した吉弥兄さんに皆さんへのメッセージをメールしてくれるように頼んでいたのに、返事が返ってきたのが会見翌日のお昼だった、とか。
(どこでまいごになったのでしょう、ということ)
それと、予告に出たあるシーン、演出家が全然芝居をつけてくれなかった。
(そのままの空気で、ということ)
茂山さん本人が楽しかったとニコニコしてたから、それが何よりと思います。
私は、スピンオフはアンコールピースとして、ありがたく楽しみますが、続編は本編で満足してるのであまり作って欲しくないんです。
続編なら、二十年後くらいの新しい世代(子供たち)の物語でやって欲しいかも。
糸子からの電話
「電話の一本もよこさんと…」といった、ありきたりの文句で始まる母からの電話。
塗箸店は雑誌掲載のおかげで繁盛しているという。
居間のテレビに小草若が映り、興奮する糸子。
糸子さんは最初から「小草若ちゃん」と 呼んでましたね。
そういえば、今は師匠と呼ばれるような人たちも若いころは「鶴瓶ちゃん」「さんまちゃん」と呼ばれていたような。
糸子が小草若と比較して草々を軽んじるような言い方をしたことに、喜代美は立腹し、草々に散髪屋の落語会に出るよう頼みにいった。
ナレーションであったように、それまでの喜代美にはなかった行動でした。
自分以外の誰かのことを思って、何かをやってみるなんて、第一週の父と祖父の喧嘩のときからなかったのではないかな。
喜代美の心を突き動かしたのは、草々の師匠が好きで落語が好きという気持ちのストレートな表現。
それに、喜代美は草々の経済的にも精神的にも苦しい立場がはっきり分かるので、同情したのではと思います。
小草若ちゃんが売れっ子タレントで、実の親である師匠に悪態をついていても、辛い心情であることを知っている人間が、この回の時点で草々、師匠、菊江さんの三人しかいないのだから、喜代美がなんとも思わなくても仕方ない。
喜代美は、清海、友春、小草若といった表面は明るく屈託のない人の内面を思いやることができるには、まだまだ未熟なのでありました。